由良オリーブについて

由良オリーブとは



日本海側でのオリーブの栽培例はないと言われていた当時、その第一号として、京都府の北部・天橋立で有名な宮津市の由良地区を中心に、オリーブ栽培を始めました。

持前の温かい人情と山紫水明の里で、一本一本丁寧に育てられているオリーブです。




誰が育てているの?



2013年10月から『由良オリーブを育てる会』の会員が中心となって育てています。

畑を耕し、1本1本手植えすること250本分。そこからスタートしました。由良地区では昔からミカン栽培が盛んです。

しかしながら、生産者の高齢化問題もあり、休耕地が多く見られるようになってしまいました。放っておくと荒れてしまう土地をお借りしてオリーブ栽培を進めることにより、地域活性化の活動も担っています。

今では植樹すること2000本(2020年7月現在)!! 今後も更に植樹していく予定です。




どんな商品があるの?



『オリーブ茶』『オリーブ新漬け(秋限定)』『オリジナルオリーブオイル』『ブレンドオリーブオイル』があります。

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『オリーブ茶』って?



どんな味なの?


若草のようなフレッシュでほろ苦く、爽やかな味わいです。

どうやって淹れるの?


お湯1リットルに1パックを入れ、数分置いてからお召し上がりください。また、夏場は、水1リットルに1パックを入れ、水出しオリーブ茶にしてもおいしくいただけます。

どうやって作っているの?


オリーブの剪定の際に出た枝から、きれいな葉っぱだけを手摘みします。よく水洗いした葉を乾燥させ、粉砕して作ります。


体に嬉しい成分は?


オリーブの葉には、オリーブ特有のポリフェノールである『オレウロペイン』という抗酸化・抗菌作用が高い成分が豊富に含まれています。

この『オレウロペイン』のもたらす効果は、血中コレステロール酸化の抑制、動脈硬化の予防、血糖値の上昇の抑制、高血圧の低下作用、体内コラーゲンの生成、体内免疫機能の活発化等、嬉しい効能がたくさんあります。(専門機関による『由良オリーブ茶』成分分析結果より)




『オリーブの新漬け』って?



オリーブの実の「塩水漬け」です。オリーブの実を丸ごといただける秋~冬限定の味覚です。オリーブの実の甘みと塩味が絶妙で癖になるお味です。

どうやって作っているの?


オリーブの実は、大変渋く、そのまま食べることができません。

そのため、収穫したオリーブの実を一粒ずつ選果し、鮮度を保つため、すぐに渋抜き作業を始めます。

渋抜きが終われば、塩分濃度を段階的に変えながら、塩水につけていきます。塩分が気になる方は、お召し上がりの5分ほど前に真水に浸していただくと、塩が抜け、食べやすくなります。




『オリーブオイル』搾油への道



感動!初めての搾油


2016年10月14日早朝、『由良オリーブを育てる会』会員で、『ネバディロ ブランコ』という種類のオリーブの実を手摘みした後、選果し65キロのオリーブの実を初めて搾油しました。

活動から3年、この日のために、一生懸命オリーブを育ててきました。会員みんなが見守る中、初めて出てきた綺麗な若葉色のオリーブオイル。

感動で胸が震え、涙ぐむ会員も… 本当に感動の瞬間でした!





『オリーブ搾油機』の導入



『由良オリーブを育てる会』には、宮津市から貸与していただいているオリーブ搾油機があります。

初めて行う搾油に間に合うよう、イタリアから取り寄せていただいたものです。

オリーブ生産者にとって、いつでも自由に使える搾油機があるということは、大変重要なことです。

オリーブの実を収穫した後は、大敵『酸化』との競争が始まるからです。朝一番に手積み収穫したオリーブの実を選果し、洗浄後、すぐに搾油します。

よりフレッシュな状態で食卓にお届けできるように、最大限の注意を払いつつ、スピーディーに作業を進めています。



オリジナルオリーブオイルの調合



オリーブオイルは収穫するタイミングや品種によって、味が変わります。オリーブの実は緑色をしていますが、熟すとだんだん赤くなり、最後は黒くなっていきます。

同じ木から収穫しても、収穫時期により風味が変わるのです。

一般的に、緑の実はオイル感が少なく、フレッシュでピリッとした刺激があり、搾油量も少なめです。

熟成が進むと、オイル感が出てきて、マイルドな味になり、搾油量が増えます。

一本の木でも時期によりお味が変わる上に、品種によってもお味が異なります。

では、どうやって、オリーブオイルのお味を決めているのか… 

由良オリーブには専属オリーブソムリエがおり、その微妙なお味を調整して出荷しています。

オリーブの実の収穫と搾油は、一度だけ行うのではなく、収穫期には何度も行います。

ボトル詰めの時、その時にある数種類のオリーブオイルをテイスティングして、調合し、最適解を探ります。

このような工程から、由良オリーブのオリーブオイルと一言で申しましても、時期により微妙にお味が違うことがあります。

その妙をお楽しみいただくのもご一興とお考えいただけると幸いです。



ブレンドオリーブオイル販売の決断


由良オリーブの木はまだ若木のため、多くの収穫が望めません。

オリジナルオリーブオイルをお求めくださるお客様のご希望にすべてお応えできないこと。

すべて手作業のためオリジナルオイルはどうしても高価な一品となってしまうこと。

そんなジレンマを抱える中、イタリアに美味しく、由良オリーブとの相性も良いオリーブオイルがあることがわかりました。

そこで、由良オリーブ専属オリーブソムリエの手により、イタリア産と由良産のオリーブオイルを調合し、ブレンドオリーブオイルを発売することになりました。

ブレンドオリーブオイルの誕生により、100%オリジナルオリーブオイルより多くの生産が可能で、お値段もお安くご提供できるオリーブオイルが誕生しました。


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オリーブからの贈り物



由良オリーブの若木のオリーブの実は元気いっぱい!とてもパワフルです。そんなオリーブから作ったオリーブオイルもまた力強いお味と風味になっています。

もし、喉の奥でピリッと刺激を感じられたら、『オレオカンタール』というポリフェノールが豊富な証拠です。

これは強い抗炎症作用・抗酸化作用を持つファイトケミカル。大変身体によい成分なのです。また、ボトルの底に、茶色い澱が溜まっている場合がありますが、100%天然のオリーブの実を絞った証であり、健康に害はありませんので、安心してお召し上がりください。



オリーブオイルの保管方法


オリーブオイルは、オリーブの実を搾っただけのオリーブの果汁、つまり『オリーブジュース』です。

そのため、開封後、空気に触れると、酸化が進み、どんどん風味が落ちてしまいます。

本来なら、オリーブオイルの綺麗なお色もお楽しみいただきたいところですが、ボトルはあえて黒色を採用しています。

オリーブオイルは光に弱く、酸化が進みやすいためです。

少しでも良い状態を保ち、美味しさをキープして、最後までご賞味いただきたいと考えています。

オリーブオイルの保存は高温を避け、涼しく暗い場所で保管していただいて、できるだけお早めにお召し上がりください。

※直射日光や高温となるガスレンジの脇などでの保管はお避ください。

※冷蔵庫等の低温で保管すると、白い結晶化することがありますのでおすすめしませんが、常温で置いていただきますと、元の液体のオリーブオイルに戻ります。

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